カラーマネージメントへの取り組み

入稿から、デザイン・企画、製版、校正、印刷まで一貫した色管理を実施しています

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カラーマネージメントの取り組み方針

商品の現物の色や色校正と本機印刷の色が合わない、デジタルプリンターで出力した色と印刷機で印刷した色が合わないなど、カラーマッチングでの問題は発生するとこがあります。カラーマネージメントは、どのような環境でも、どの出力装置でも、出力結果を予測して同じ色に再現するプロセスコントロールです。

あさひ高速印刷では、一貫した色管理（カラーマネージメント）を実践しており、デジタルカメラで撮影した写真や入稿した画像、イラストの色をデザイン制作から製版、印刷まで同じ色で再現をするように取り組んでいます。

１．色の基準

　　　日本の印刷スタンダードであるJapanColorを色基準としています。

２．数値管理

　　　分光測色器、自動濃度測定器、特色の自動測定調色機など数値で管理しています。

３．日常の資機材のメンテナンス　　　各出力装置、モニターは定期的数値管理を義務化しています

あさひ高速印刷は、「JapanColorプルーフ運用認証」、「JapanColorデジタル印刷認証」、「JapanColor標準印刷認証」を取得しています。

従来のインクジェット校正では、コート紙は色を合わせることが出来ますが、上質紙や特殊紙はできませんでした。
印刷本紙に直接印字が出来るインクジェット校正機（Proof jet F780Ⅱ）では、各種印刷用紙で印刷機にてテストチャートを印刷し、
用紙に合わせたプロファイル（色再現特性）を作成します。
そのため印刷機とインクジェット校正の色が合います。
また印刷本紙を使いますので、紙の風合い・厚み・色味・コシなどを活かした校正・モックアップの作成が可能です。
※詳しくは、印刷機での印刷と本紙対応インクジェットプルーファーの
　サンプル帳をご覧ください。

対応用紙種

あさひ高速印刷では、自動キャリブレーションが出来るモニターを導入しています。画像修正をするときに、基準印刷の色（JapanColor）をシミュレーションしてレタッチ作業をしています。

なぜモニターキャリブレーションが必要なのか？

モニターは使い続けていくと、白の色と、明るさが少しずつ変化していきます。購入から数か月後には、白は暖色系へと変化し、明るさも暗くなります。

そこで、購入した時に設定した元の状態に戻すために定期的なキャリブレーションを行うことが重要になります。200時間に1回程度の頻度でキャリブレーションを行うと、常に安定した色を保つことができます。

モニターには個体差があります。

使用時間の違いによって経時変化の量に差が出た場合はもちろん、新品の同じ製品であっても、多少のバラツキはあります。そこで、個体差を吸収して同じ色に調整するために、キャリブレーションを行うことが重要です。

モニタープロファイル管理

「カラーマネージメント」を実践する場合、使用するモニターのプロファイルが必要になります。
モニターのプロファイルはキャリブレーションを実施すると作成され、パソコンに保存されます。これをパソコンのOSに設定することでカラーマネージメントの精度を向上できます。

キャリブレーションモニタと色評価LED光源を使って、PhotoShopで、RGB画像の色修正をしています。入稿されたRGB画像のプロファイルを確認し、PhotoShopのモニター上での最終結果シミュレーション機能（色の校正）を使って修正作業をしています。

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